私たち「スミカ」は 水上町の山奥に作業場を構え、 家族経営で家作りの仕事を営んでいます。 20年前にこの奥地を選んだ時、周りの人たちからは 「何故そんな不便なところに?」 「そんな奥地では仕事にならないのでは」 とよく言われました。 ですがその答えは明快で、 「地元の木を使った仕事を、なるべく木に近い場所でやっていきたい」 という想いが自分達の中で強かったのです。 それから20年。 木に愛着を持って、仕事と、木と向き合ってきたからこそ、木に触れることの楽しさも、木の美しさも知っているつもりです。 そう、私たちは、木と共に育ってきました。 作業場を一歩外に出れば、溢れんばかりの樹木たちが、四季折々の表情を楽しませてくれます。 移り住んだ時には背丈ほどもなかった大きさの木が、今では見上げるほどに育っています。 決して裕福な暮らしではなくとも、木に囲まれた暮らしの中には別種の「豊かさ」があるのだと、確信しています。 自分達自身が「木育(もくいく)」の実体験者として、木と触れあう中で感じて来たこと、それを少しでも感じてもらえないか。木々の匂いや、その美しさに触れてみてもらえないかという想いから、木のトイカメラ作りのワークショップを始めました。 木と育ち、人とつながり、人生がより豊かになる。 その一端を、ここから始めてみませんか。 |